浜村純子

美しい唇、ピラミッドのように尖った乳房、外国人のように高い鼻。異性の美しい肉体の中に崇高な愛を、永遠の優しさを求めた。
浜村純子が自分と同じように煩悩の泥沼に落ち込み、将来に怯え呻吟している魂とはとても思えなかったのである。
純子に聖母のような優しさと愛を求めたのだから滑稽と言えば滑稽である。純子と一緒になれば幸福に生活できると和弘は夢見たのである。

この幻影の人生の中で、しかしながら純子には存在感があり、実存を主張していたのである。浜村純子の事を思うと和弘の心は燃えるのである。
人生はなかなか良いものだとさえ思ったのである。



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